Dec 17, 2019

森の幼稚園のアクティビティ「ドングリで森をそだてる」

 

照葉樹が程よく成長している森の中をドングリ拾いの寄り道をしながら子ども達とどんどん歩いていって広場につきました

その広場で「ドングリと森の動物」という絵本の読み聞かせをしてから、元の森の住人とよそから来た住人のお話を紙芝居にして子ども達に観てもらいました

ローカルな森の生態系(鎌倉の歴史と共にある森や林)とご縁のない地域から人が運んできたモウソウチクやマテバシイなどの外来種の違いを理解できるよう、清水先生が、幼児が理解できるように紙芝居を創作、

子ども達 食い入るように観てくれています

終わってふと足元を見ると、セイタカアワダチソウの
中で背を伸ばし顔をだすコナラの幼樹をみつけました
ドングリはこんなところにも転がって来たんだね
みんなで歓心!

帰ったら園庭でドングリを鉢に埋めて育てます
来春 どんぐりたちが芽を出し葉を展開することを期待して

そして大きく育てて
竹林を間伐した場所に移植する予定です 
2年がかりのお仕事になります

ドングリの木も子ども達も共に育つ!
共に未来を創る!


ドングリを育てよう!
森でひろったその場所のドングリを使うのがルールです。
森がそうであるように、同じ遺伝子の子孫を残すことが大事だからです。

照葉樹が生えている森に出かけ、ドングリを採集してきました。
ドングリができる木はみなブナファミリーです。ブナファミリーの特徴は、根と土壌がバクテリアたちの働きにより繋がりあっていること。つまり土壌、バクテリア、根が、いわば命の共同体を形づくっているのだそうです。ですから、ドングリを植えて幼樹まで育てるには、母樹が根を張っているそこの土壌が必要で、これをいただいて苗床として準備しなければなりません。つまり命のゆりかごの引っ越しというわけなんです。

全てがそろったら作業開始!

  
ドングリを保存するときは乾燥に注意しましょう。殻が割れて乾燥し種が発芽しなくなってしまいます。
鉢に森からとって来た土を入れて森で落ちていた通りに土の表面い置きます。その時にはドングリが発芽できるか、水に入れて確かめましょう。沈んだドングリを使ってください。同時に水を吸ってくれるので好都合です。
ドングリの発芽まで乾燥から守ってくれるのは、「落ち葉のお布団」です。これも水に浸けて十分に水を吸わせます。もちろん土にも水を与えてください。土の乾燥は禁物!
   

     
   できあがり! カラスなどがドングリを食べないように、
   網などをかぶせるなどの工夫もしましょう。

   

☆彡この活動は、コスモエコカード基金会員の皆さまからの助成を頂いています。

関連記事

Comment





Comment