竹ベラワークショップ 竹を使った調理用ヘラ作り
【竹べら作りワークショップ】
極楽寺のアナン邸にて青竹から作る竹べら作りのワークショップを開催しました。アナン家3代目でスパイス料理研究家のバラッツさんより、調理に使うヘラ作りを教えてほしいというオーダーがありました。昨年より竹とスパイスのイベントを共催してきましたが、今年は予定していた企画が実施できていないことから、こんな展開もやりたかった、と二つ返事で急きょ準備をし開催致しました。ですので、公募はしないで少人数での開催となりましたが、今後のイベントに繋げる企画としました。
皆さん思う以上に熱心でしかもお上手で、とても楽しみながら手際良く自分のへらを作成していらっしゃいました。こんなに竹に興味を持てる方々がいるのだという事もわかり、チャレンジしてみて良かったとBKスタッフ一同大いに喜こんでいます。
普段あまり使う機会のない竹用のこぎり、竹用の鉈、カービングナイフなどの道具の便利さに驚いて道具事態にも関心が集まりました。翌日早速ナイフを入手された方や、今後も続けたいと仰ってくださる方がいらして私たちも嬉しく感じました。
集中すること4時間、気がつくと夕方5時になっていました!笑
時間内に完成とはいきませんでしたが、とりあえずの形になり、
個性豊かな作品が出来上がりました。
このような作業は、集中とリラックスが含まれていて、心理療法として素晴らしい効果があると考えられています。慣れてくると脳が一種の瞑想状態になるからで、さらに自分だけのものがつくられていく過程は、自己達成感を醸成することにも繋がるとか。みなさんの笑顔が自然体で素敵だったのはそれがあったからでしょうか。
そして、こうして竹や道具を手に取り何かの形作りに繋げながら、一休さんのように竹について考え、アイデアを練っていきたいと思いました。
お疲れ様でした!
アナン邸
http://www.e-anan.net/
この活動は、コスモ石油エコカード基金会員の皆さまからの助成を頂いています。
竹の子のインド料理と森と竹林を考える会ご報告
Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会 第2回イベント
前回は「竹の子を掘って森と竹林を考える会」を実施しました。その第2回目は、「竹の子のインド料理と森と竹林を考える会」です。この問題に皆さんがどのくらい関心を示していただけるのか、私たちと地域のステークホルダーが知恵を絞りあい実現させたのがこの第2弾です。
インドに竹の子料理文化??こんな奇想天外で事実でもある着想から多くの方に興味を引き出して、さらに森と竹林のお話を聞いていただこうというものです。
30名以上の方々が鎌倉、藤沢、逗子、葉山、遠く都内からも駆けつけてくださり、前回に続きて、皆さんの興味関心が広くあることを知ることができた集いでした。ありがとうございました。
当日のイベントレシピです!
会場は、築百年の古民家。インドの香辛料会社のアナン邸をお借りしてのイベントです。料理講師は、スパイス料理研究家でアナンコーポレーション三代目バラッツ氏。
全体企画とMCを当団体の若き新鋭、清水回が担当しました。
バラッツ先生レクチャーの元、調理をグループワークで進行です。最初は互いに自己紹介、それぞれに参加の動機など披露したらグループ名を決めて開始です。このパートは、後半のレクチャーに大きく貢献してくれました。
完成したら互いにシェアして食べ比べました。どれも美味しい仕上がり。レシピと材料は全く同じですが、味が違うのが不思議。そこに竹の子がまざわりがあって新鮮な食感が楽しい!
最後は、清水回MCによる森と竹林のプレゼンテーション&意見交換です。
パワーポンとによるプレゼンテーションから皆さんの参加意識は高く、竹の子のインド料理をつくった仲間同士の絆は、この問題理解に向けてたワークショップの大きな後押しをしてくれたようです。
参加いただいた方には、すでに竹林の問題、竹の文化など、興味をお持ちの方も多く、1時間にわたる対話が続いて実り多いものになりました。
参加いただいた皆さま、定員オーバーで参加できなかった皆さま、これからも続きます、次回もよろしくお願い致します。
【次回予告】
第3弾は、「アースデイ鎌倉」SDGsで考える、交流する!
7月714日Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会のブースをだします。ふたたび竹で作って遊ぼう。楽器作りとみんなで演奏をします。7日のSDGs七夕飾りも観に来てくださいね。
第4弾は、皆さんと構想しました、流しそうめんとインド料理の集いです。その後の竹林間伐と幼樹の保護作業の報告もさせていただきます。
実施予定:7月28日!
8月後半には竹林と森を考えるミニシンポやります!この問題を様々な視点から掘り下げ、問題の視える化にチャレンジします。
内容詳細は、このホームページとFaceBooknのBamboo Kamakuraに掲載されますのでチェックをお願いします。
※この活動は、コスモカード会員の皆様からの助成をいただいて実施している事業です※
大学の社会貢献事業との連携 湘南工科大学単位取得制度
研修テーマ:竹林間伐と森の再生
【 活動概要 】
社会貢献活動研修して、湘南工科大から4名の学生を迎えました。50時間以上の実習(5H × 10days)を通して単位を取得していただく大学連携事業です。単に労働の提供ではなく、この事業はどのような計画で行われ、どのような社会的役割があるのかをガイダンスで共有してから実施するものです。
規定時間終了後は、この経験をふりかえり、内容、果たした役割をまとめて、大学内でその意義と成果を発表します。これまでの例では、当団体の活動に継続して参加する学生も出てきています。
9:00 集合
自己紹介、概要説明
10:00 オリエンテーション
活動概要をパワーポイントによりガイダンス
現在の活動と今後の目標を説明
これを受けて全員でディスカッション
11:00 森へ移動
竹林間伐作業、前半は若竹折り、後半は2名一組で間伐作業
12:30 昼食
13:30 竹林間伐作業:2人一組の作業。
15:30 解散
ご苦労様でした。きっと立派な山師になれそうですよ。
※この活動は、コスモカード会員の皆様からの助成をいただいて実施
している事業です※
「Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会」
第1回「竹の子を掘り、竹林と森の関係を考える会」の活動報告
鎌倉や都内からいらっしゃった方々と一緒に、鎌倉での森の再生ために、「Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会」として新たなイベントをスタートさせることができました。当所は、何人の参加をいただけるかと心配していたのですが、都内からも申し故意があるなど、最終的な参加人数は前半が28名! 受付数40名でしたので、 急きょ午後の部を設定して 12名の方が活動を致しました。
※この事業は、コスモス石油エコカード基金の会員の皆様からの助成により運営しています※
●Bamboo Kamakuraのあれこれ
鎌倉という地域を主に、環境教育を面白く子どもたちと展開する「地球の楽校」の大人である、長谷川さんが竹と「森の再生」がどのように関係しているのかのお話をしてくれました。
現在、日本の多くの地域で竹が繁殖し、元々あった森の他の木々が朽ちてしまっているという現状があります。その問題点は、孟宗竹が広がると「森の生物多様性の低下」につながるということ。また、温暖化への貢献を考えても照葉樹林の有効性が高いことなどを考えなければなりません。
その問題を、地域や竹に興味のある人々に伝えることが今後の「Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会」のミッションです。
今、鎌倉という地域から森の多様性を考え行動することは、地域から地球をCARE(世話する)運動を広げていくことなのかなとも思っています。(むしろ、人間がcareされてる地球をもっと気遣うという言葉を使った方が正しい?)
●第一回のイベント
当日は、グループをつくるところから始まったのですが、最初はみなさん緊張されていたようで、楽しくイベントが終えられるかなとも思っていましたが、竹の子掘りが始まると、森のあちこちから
笑い声や、「掘れた!」の声が。
イベントの最後には、当会ががなぜこの活動に関わるのかをお伝えすることもできました。
わたしたちが目指している多様な生物がいる森の再生は、一人だけでやるのでは気の遠くなるような道のりです。竹のことを少しでも身近に、そして、肩の力を抜いて楽しめる人のあつまる場をこれからも継続して作っていきます。
「Bamboo Kamakura~鎌倉の森を残し伝える会」は限られた人の場ではなく、オープンな場です。
来週の土曜日はここの森で採れた竹の子を使って、おいしいインド料理をみんなで囲みましょう〜! 鎌倉の森のお話の続きもまたさせていただきます。
2019年5月4日(土) 事務局長:清水 回
※この活動は、コスモカード会員の皆様からの助成をいただいて実施している事業です※
国立公園伊豆諸島2018‘ 連携シンポジウム 持続可能な未来に向けての対話
国立公園伊豆諸島2018‘ 連携シンポジウム
「伊豆諸島の自然保護とかつよう」
主催:環境省国立公園課・伊豆大島国立公園事務所
2月18日(月)ビジョンセンター浜松にて開催されました。定員50名いっぱいになり会場は熱気に包まれました。
プログラムは、二部構成で、第一部は、伊豆諸島でこれまで実施されてきた自然の保護と活用に関する概要、そして3つの事例を時間いっぱいまであつくご報告いただきました。
国立公園の概要 環境省大島公園事務所 武藤氏
事例紹介①伊豆大島ジオパーク推進委員会 臼井氏
事例紹介② 三宅島自然ガイドキュルル 菊地氏
事例紹介③ 伊豆諸島自然史研究会(八丈島)岩﨑氏
国立公園の植物 伊豆諸島植生研究グループ 上條氏
第二部は、このプレゼンテーションを受けて「伊豆諸島のサスティナビリティ」をテーマにワークショップ。地球の楽校の長谷川が担当しました。
4つの問いかけを用意し、これをキーワードにしてフリーディスカッションをして頂くという進行です。真ん中に円卓くんという丸い記録ボードを囲み、5名10グループをつくっていただいて開始。井戸端風会議の感じで進められることから、自由な対話から様々な意見が飛び出しくる方法です。時間内では収まらずみなさんなかなか話が止まらず。
尚、この記録の結果をうまくまとめて、皆さんにフィードバックできるよう、あるいは、引き続きこのような集まりが企画できないかなど、主催者ふりかえりミーティングにおいて、今後についても話しあわれています。この熱気を伊豆諸島の島々に!