Dec 10, 2016

今日は なんか面白そうな日に なりそう!

今日はなんか面白そうな日になりそう!

窓から西日が差し込む広間で、あおぞらアンサンブルが、マンドリンの素晴らしく心地よい音色で音楽を奏でています。その後、一人の演奏家が、ピエロに変身して前に出て、へんてこりんなパフォーマンスを始めました。

いつもの海森とは何もかも異なる場にいて、子どもたちは不安よりもあっけにとられながら、しかし次第にその顔がゆるんで笑い声に変わっていきます。目の前の出来事の一部始終に興味津々、まさにエンターテイメント。でも、この日の目的は、コンサートを聴くのでもなく、観劇を楽しむのでもなく、間違いなく海森の活動です。

この印象的なオープニングは、海森のリーダーとしてこれまで8年間の活動を支えてくれたオトヨが、今日みんながチャレンジする音楽パフォーマンスワークショップがどんな活動になるのかを、言葉よりも体験によって伝えようと準備したものでした。

子ども達は、それを直ぐに感じ取り、次はどんなことが出てくるのかと、音楽家とピエロに注意を払います。そこで今日の計画と提案が。「あおぞらマンドリンアンサンブルと皆さんとで音楽劇を創ります。みんなには、このピエロや楽器演奏(お手製のマラカスやウエーブスティック)、カップス(コップを使ったリズムパフォーマンス)のどれかを選びそれを担当してもらいます」。みんなは、それぞれが興味を持った演奏パートを選びました。

パートの説明や使い方の練習が始まりました。写真をご覧ください。あまり見たことが無い真剣なまなざしで取り組んでいますね。具体的な組み立てに入って、自らアイデアだしをしているパートも出てきました。

休憩を入れて1時間後、たった1回の通し練習をしたらもう本番です。子ども達の真剣で楽しそうな音楽劇が展開されました。それは、自分に気づき自らを活かそうとする子どもの力が、マニュアルがなくても、テクニックがなくても、現実の世界で見事に働いてアイデアをだすという、事例をまた一つつくりました。

人間の脳は、面白いとか楽しいということに活発に反応する。それはイコール成長につながる。この考えは、人間科学から導き出された最新成果の一つです。繰り返しお話している通り、海森の自然の中での活動では、ただ楽しい時間を過ごしているだけではありません。不確実な自然を相手に、面白い、楽しいという活動を通じて、自分に気づき自らを活かそうとする力を育くみます。私達リーダーは、グループづくりや今日の活動の提案をしますが、活動のほとんどは、子ども達にませています。子ども達は、互いに話し合い、もっと良い方法があれば誰かが提案してそれを磨く、という事を絶えず繰り返すのです。私達は、なるべく介入しないようにして寄り添い、安全に気を配りながら、子ども達個々のその日の成長を見守ります。

海森の活動に長く継続的に参加している子は、普段の活動よりも、今回のようにまったくことなる場面に出あった時に、その成長の様子をはっきりと知ることができます。これまでも、慶応大学で行われたワークショップコレクションや横浜子ども環境会議、鎌人市場などの未経験の場でその力が発揮されてきました。手前味噌の評価ではなく、普段まったく関わりのないその時の主催者から客観的な好評価を頂いています。もちろんその事に保護者も気付いていて、毎年お願いしている子どもの成長に関するアンケートにもそれが記されています。

 

12月の海森劇場は、11月の活動を土台にして、さらに自分たちの力を試すことになることでしょう。17・18日の活動、18日の午後3時からの発表、さてどんな展開になりますか。保護者の皆さん、ぜひ遊びに来て確かめてくださいね。

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